2005-12-04

世界は広く、自分は小さい

今日、同居人の祖母の年回法要に行った。僕はお経が(それなりに)好きなので、葬式や何かで坊さまの音楽的言語を聴くことに(費用とその他の社会的問題がなければ)やぶさかでないのだが、今回も大いに楽しんだ。

大いに楽しんだのちにふと思ったのが、僕の祖父が死んだのは3年前だということだ。祖父は真言宗智山派の仏教徒だったので、多くの場合は亡くなって2年目の命日に三回忌というものを執り行うはずだ。しかし昨年は祖父にまつわる宗教的行事が営まれなかったことに気がついた。ひょっとしたら僕が呼ばれなかっただけなのかもしれないし、誰も思い出さなかったのかもしれないし(菩提寺がそれを許さないだろうから、この可能性は無に近い)、親族関係になにか微妙な問題が生じたのかもしれないし、父が経済的に困窮していたのかもしれないので、父に電話をした。

父答えて曰く、「面倒だからしばらくはやめにした」

世界の広さを見せつけられた。

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