2007-09-14

植物イデオロギー

中国思想に関する諸橋轍次の本を読んでいて、以下のような文章があった。

東洋は、わが国でも中国でも、古来、植物の姿を見て、イデオロギーを立てる傾向が強いのです。「めずる」ということばは人や物を愛することであり、「めぐむ」ということばは、同胞愛を表したものです。そしてそれはいずれも木の「芽」をはぐくみ育てる原義からできたことばです。そのめずること、めぐむことが故障なく行われれば、それが「芽でたい」ことにもなり、「めずらしい」ことにもなるのです。

漢学の大家がいうことだからもっともらしいけど、まるで恩師O先生のことばを聞いている思いだった。一言でいうと、「本当ですか?」だ。本当だったら面白いのだけど。

自分で確認するほどの知識や能力はないので、他力本願で誰か確認よろしく。

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