とある仕事で、某シンクタンクのシニアリサーチャーと何度もご一緒する機会を持ったが、正直これは、結果としてつらい経験になっている。
僕は比較的(?)不遜な性格をしているためか、「到底かなわない」と思うことがそれほど多くない。大体いつでも「確かにあの人は優れているが、僕に到達できないレベルではない」と考えていたりする。それ以外には「あの人は優れているが、僕はそこに到達しようと思わない」とか、イソップ寓話のすっぱい葡萄のようなことを考えている。まあルサンチマンといってしまえばそれだけだ。
しかし今回ご一緒している人にはまいった。積んでいるCPUの処理速度が違うという感覚を持たされ、到底この人には敵わないと感じてしまった。僕があれこれ悩んで考えたものの構成をさっと眺めて不足している点をあっという間に指摘するし、2日後にははるかに優れた構成案(多少アプローチが違うから単純に比較はできないけど、僕の伝えたいことことをきちんとカバーしているうえに、おそらく僕よりもわかりやすい)を提示された。
こういう優秀な人と仕事ができることは貴重なことだし、その優秀さをどうにかして吸収したいところだ。凡庸な僕にこういう機会をくれた関係者に感謝しているが、それにしても受けたダメージは大きい。
2008-01-27
処理速度が違う
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