2007-05-14

フェヒナーの法則とハナゲ

ウェーバー・フェヒナーの法則というものを以前聞いたことがあったのを、今日本を読んでいたときに思い出した。この法則は要するに「原則として、人間の中程度の刺激のもとでの五感は与えられた刺激の強度に比例し、気づくことができる刺激差は与えられた刺激の変化にたいしてその対数の変化として感じられる」というようなものだ。

すごくいいかげんにいうと、1ハナゲの刺激強度が1で、底を10とすると、2ハナゲの刺激強度は100、3ハナゲは1000といったところか(痛みの基準として、国際的に通用している単位である「ハナゲ」を採用しているが、この単位を知らない場合は「やゆよ記念財団」を参照のこと)。

近頃「感動する体験」に漠然とした興味がわいているのだけど、五感ではないからこうした法則を使うのは絶対に無理だ。しかしLittle things please little mindsという諺があらわすように定式化できたりしたら楽しいだろうな、と思う。

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