2007-07-12

バッハとマイケル・ブレッカー

僕はジャズ喫茶でアルバイトをしたことがあるくらいに、ジャズと呼ばれるジャンルの音楽が好きだ。それと同時に、現在はほとんどJ.S.バッハの作曲した音楽しか聴かない。そしてジャズの場合、コアな愛好家から白眼視されるがマイケル・ブレッカーの演奏を好む傾向がある。

かつてアルバイトしていたジャズ喫茶でのことである。お客さんが帰ってからひっそりと一人でチック・コリアの『THREE QUARTETS』のLPを聴いていた。そこにオーナー/マスターがやってきて、『こんなのはジャズじゃない』と怒られた事があった。それ以来、マイケルのファンであることをあまり口外しないようにしていた。

数名の人に尋ねられたことがある。どうしてジャズとバッハという変な組み合わせなのか、と。ジャズとバッハにはもちろん様々な共通点があり、音楽の三要素どれをとっても非常に良く似た傾向がある。しかし今日、もうひとつの要素に気がついた。

ジャズの中でもマイケル・ブレッカーのフレーズはポリフォニックなテクニックを多用する。そして云わずもがなのことながら、J.S.バッハといえばポリフォニー音楽である。気がついてみると単純な類似である。

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