2007-06-04

覚悟のほど

数学者のジェロラモ・カルダーノは1576年9月21日に自分が死ぬと予言して、その日にどうも死にそうに無いので自殺したと伝えられている。

宗教団体「一元ノ宮」の教祖元木勝一は、1974年6月13日午前8時に大地震が来ると予言し、午前8時30分になっても地震が起こらなかったので割腹自殺を図った(未遂)らしい。

前者は天災を人災にするようなあざとさも感じるが、予言や占いをするものは皆これくらいの覚悟でしてほしいものだ。そもそも古来より「怨」とか「咒」とかは未来の出来事に対する約束を端に発しているものが多い。つまり軽々しく約束をするなんてもってのほかだということか。

さて僕は今日、配偶者が明日の仕事から帰ってくる前に「かぼちゃを煮ておく」「きゅうりを麦麹味噌に漬けておく」「ご飯を帰宅時間にあわせて炊いておく」と約束をした。もしも僕が明日自殺をしたら、以上のどれかが破られたのだと思ってくれてもかまわない。

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