2009-07-23

小股の切れ上がった

雑談です。えっちな男性の僕ですから、多少ジェンダーバイアスがあります。

先日は、僕が高校時代を過ごした土地が関東一の祇園と自称しているお祭りでした。僕は仕事でこの街にいたのですが、数えてみれば15年ぶりにこのお祭りに遭遇したのです。

ノスタルジーの波にさらわれそうになりましたね。はじめて意中の女の子と二人きりでデートしたのはこのお祭り。そんな感傷に浸りながら車を運転していると、浴衣の女性(高校生くらいかな)が自転車に乗っているのを見ました。これは美しくない。僕は一部友人のあいだでは冷やかしの対照になるほどの袴好き(弓道着がもっとも好き)なので、袴姿の自転車は多いに奨励するものの、浴衣はいけません。なぜ美しくないかをあれこれ考えるに、裾の乱れが一番の要因だと結論しました。僕の語感では「小股の切れ上がった」というのは裾捌きに尽きるのです。

そこで疑問。僕の「小股」は裾からのぞく部分で、「切れ上がった」は上手く説明がつかないけれどもシャープにぴしりと立っているような感覚ですが、他の人はどんな語感を持っているのでしょうか。また、語源は何なのでしょうか。Google様にお伺いを立ててみると諸説紛々で何とも言い難いのですが、皆さんえっちな男性なのか、多いに考えているのですね。その中でも「知の関節技」というサイトの「小股ってどこか」 よりも大切なことという記事が比較検証といい、結論を出さない結論といい、多いに感服しました。

ここに引用されている諸説には心惹かれる素敵なものが多いです。坂口安吾のなんと可愛いこと。太宰治のきっぱりとした物言いのなんと潔いこと。吉行淳之介の観察のなんとみずみずしいこと(僕の語感は強いて言えば吉行流でした)。その他その他。

上記サイトでいう結論らしきところの、積極的に曖昧なままにしておく美意識。素晴らしいですね。粋ですね。そして、何とも言えずエロいですね。

0 件のコメント: