2007-03-03

LGBT市場

どこかのサイトでそんな記事を読んだので、つらつらと考えた。僕がこれまで知り合った人の中には数人ゲイの人がいた。別の経路で僕と知り合った男性たちがカップルだったことが、たまたま後で判明したことさえある。それくらいに多くの人がゲイだということだ。

日本の人口のうち、仮に5%程度がLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)だとしたら、そこをターゲットとしたマーケットセグメントが目立たない(あくまで目立たないだけで、あることは充分承知している)のはおかしいと、前々から思っていた。仕事柄さまざまなWeb上での商売を観察するのだけど、ポルノだって日本語の総合ポルノサイトはへテロばかりだけど、世界的に見れば総合サイトではきちんとそれ用のコーナーが設けられていたりする(と友人から聞きました、ということにしておいてください。友人から聞いたんです)。

オタクとか腐女子とか非モテとかなんとかをマーケティングするよりも、指向性がはっきりしているぶん、セグメント可しやすいと思うし、LBGTは平均的に可処分所得が多いと予想される。子どもを持たない、あるいはかなり面倒な手続きを踏まなければ子どもを持てないライフスタイルを採るだろうから、可処分所得が大きくなるはずだ(オタク、腐女子、非モテが子どもを持つライフスタイルを選択するかどうかはさておき。なお、僕はオタク、腐女子、非モテに対する差別的偏見は持っていないつもりでいます。また僕は腐女子ではありませんが、定義次第ではオタク、非モテである可能性は充分あります)。

ただ、少子化傾向の著しい国や地域では政治的にそうした商圏が受け入れられないとも思うし、長期的スパンで見たときに、労働人口がへるなら生産性が高くならなければいけないというような経済的問題もある(のだと思うが専門外なのでよくわからない)。

しかし、商売人にはそんなことは関係なかろう。僕の知らない所でひそかに商戦が繰り広げられていると想像すると、ちょっと面白い。

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