2010-07-26

近頃の読書

いま『音楽好きな脳―人はなぜ音楽に夢中になるのか』(ダニエル・J・レヴィティン)を3分の1くらいまで読んだのですが、この本は音楽好きと科学好きにとってはとっても面白い本の予感がします。まだはじめのほうなので、音楽の構成要素を物理的に解釈するとどういうことなのかとか、脳による解釈はどのように行われるかという話ですが、目次によると、さらに進めばもう少し脳と心の働きについて突っ込んだことが書かれているようです。

その他、近頃読み終えた本。

■『バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad』と『バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad

アニメにもなっている有名ライトノベルですから話の筋は置いておき、誤字(誤植か、それとも意図的なものか)の多さが気になりました。漢数字の二がカタカナのニになっているとかではなく、凶行が強硬になるような、変換ミスのようなものが目につきます。

それにしても、「レイルトレーサー」の怪物ぶりは反則だと思いました。すでに不老不死とか悪魔とかの反則をしているから別によいといえばよいのですが、ファンタジー世界で魔法と関係なく魔物と仲良しとか、SF世界で科学と関係なく魔術的だったりとか、そんな感じです。

■『仕事で疲れたら、瞑想しよう。 1日20分・自分を浄化する習慣 (ソフトバンク新書)』(藤井義彦、ソフトバンク新書)

「瞑想やってみたら良かったよ」という気軽な感じです。著者自身、瞑想を誰かに教えたり伝えたりする立場にいるのではなく、「瞑想をしていますよ、いいですよ」という立場だし、霊的なものとか神秘的なものとかには立ち入らないので、比較的信頼感がありました。

とはいうものの「本当の自分に向き合う」とか、胡散臭く感じてしまいます。僕も「座る」習慣があるので瞑想の良さはわかるつもりなのだけれど、そんなに大層なものでもないような気がするのですよ。人に勧めるために効果のほどを大々的にいうのでしょうが、眉唾という可能性もあります。合う人には合うのでしょうがね。

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