2007-08-11

クールビズとか

話題になっている参議院のネクタイ着用発言(僕は世間から3日遅れくらいで時事を把握するようになっている)を読んで、各種の潜在的問題に思いを馳せた。

まず第一に、現在の国会での議員諸氏が見苦しいという問題。冷房を抑えようと抑えなかろうと、人前に出るなり公的な場所で仕事をするなりするときにはそれなりな体裁を整えるべきではないか。明治時代から続く参議院(貴族院)がどのような服装で審議に臨んだかを考えると、現状の「クールビズ」に違和感を覚える。それが背広にネクタイという形である必要はないが、何となくネクタイをとっただけとかよりは、いわゆるビジネスカジュアル風の服装の方が見栄えが良いと個人的には感じる。ちなみに僕は背広を着るときにはネクタイを締めないと落ち着かないが、滅多に背広を着ることはない。

第二に、「スゥツ!! スゥツ!!」な人たちの昨今の隆盛と嘆きぶりを鑑みるに、我々男性としてはできるだけ彼女達の望みにそった形の服装をとる配慮も必要とされる場合がある。もちろん僕はそうした配慮はないが、西岡氏の大切な人は「スゥツ!! スゥツ!!」なのではないかと邪推する。あるいは様々な先生方のカップリングをこの夏に有明方面か池袋周辺で観察することができるかもしれない。

第三に、制服で国会見学をする生徒達に対する配慮だが、生徒達とっては非日常の場面であり、彼らの仕事場ではない。いわゆるお客様なのだから、どのような恰好で見学しようとも彼らの自由というものではないか。そうした自由を無視するのは民主的とは言い難い。

第四に、「そんな話をするならばいっそのこと制服なんぞやめてしまえ」というラディカルな意見も散見するが、これは一部の「制服萌え」な方々の強固な反対を予想するべきだろう。もちろん僕が高校生の時に『全国女子高生制服カタログ』を読んだことは公然の秘密だ。ただし僕個人は制服のない高校に通っていた(唯一の不文律の服装規定は「近所迷惑なため下駄禁止」だった)。

第五に、議事堂ってそんなに暑いのだろうか。仮に暑いとしたら、会議時間の短縮努力が期待でき、生産性の向上のために積極的に暑くするべきだと思う。どうせ審議中はたいして頭脳労働はしていないのだろうから。もちろん優秀な官僚や議員は大勢いて、彼らの頭脳労働や事務能力を僕は高く評価している。しかしそれは審議中にはあまり発揮されていない。

結局何が言いたいかよくわからないが、あれこれ考えると各論併記になってしまうということだ。一部極小数意見も含まれるが。

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