2007-08-29

常温飲料

僕はまったくの下戸だが、以前バーテンダーをやっていた関係もあり、下戸にしてはお酒の味についてわかる方だと自負している。ついでにいえば焼酎5種類を友人たちと利き酒をしたとき、匂いをかいだだけの僕が正当率が一番高かった。

とはいうもののやはり下戸である以上、お酒の味に関してああだこうだいうのは僭越だと思うが、ビールは旨くないと常々思う。近頃の高級指向で差別化した商品や外国産はどうか知らないが、これまでの僕の数少ないビール経験からそう思う。

そもそも「とりあえずビール」といえるくらいに非個性的な酒は酒としてどうかと思うし、酒の歴史を鑑みるに、室温で飲めない(外国産のものは違うらしいが知らない)ようなお酒もあり方として正しくないと思う。

そもそも冷やさなければ旨くないようなものは本来旨くないのだ。冷やすとなお別種の旨味や面白みが増すというなら話はわかる。例えば各種カクテル。本来別々に飲んでも旨いものをあえて混ぜたり(混ざらないように注いだり)冷やしたり(温めたり)すると、別々に飲むのとは違う面白さがうまれる。例えばワイン。冷やして旨いワインは冷やさなくとも旨いのではないか、冷やした方が場合によりぴったりとくるのではないかと思う。例えば日本酒。冷やでも燗でもそれぞれの味わいがあるのではないかと思うが、かといって常温でも良いと思う。

その他にも各種蒸留酒は冷やしても氷を入れても冷水で割っても、常温でストレートあるいは常温の水で割る飲み方が残されているものだ。つまり、冷やさなければ旨くない(と言われる)酒はビールくらいしか思いつかないのだ。ちなみに僕はエールとやらを飲んだことがない。

つまりいいたいことは、ビールって本当は旨くないんじゃない? ということだ。全国のビール愛好者を敵に回すつもりはないが、身辺数人のビール愛好者くらいなら敵に回しても良い。しかし本当は「ビールは常温に限る」という猛者が出現することを期待する。

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ついでにいえば、僕は氷を(ふんだんに)入れた清涼飲料水やお茶・コーヒーをあまり好まない。だって想像すればわかるとおり、コーラの水割りを飲みたいとは思わないでしょう。同じようにお湯を入れたカップに淹れるコーヒーなど飲めたものではない。このように清涼飲料水やお茶も、常温で飲めないようなものは本当は旨くないのだと思うが、まだ考察がたりないので断言することは避ける。特にお茶やコーヒーは難しいが、しかし水だしのコーヒーやお茶もおいしいから、ちょっとだけいっておこう。やっぱり常温ですよ。

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