2008-02-28

冷血

少し前の休日に実家に帰りました。実家には僕の愛しい既読本が山と積まれているほか、下手をしたら中学校の図書室よりも本が多いのではないかと思うくらいに祖父母・父母の本も山と詰まれています。

実家に帰るたびに増えている本を眺めてはため息をつき、面白そうなものを数冊抜き出してネコババするのですが、今回は僕の希望を父に伝えて、選んでもらうことにしました。希望は
・ペダンティックなもの
・謎解きの要素があること
・楽しいもの
・比較的出版の新しい文庫本で、字が大きいこと
でした。

すすめられたのは『冷血』(トルーマン・カポーティ)でした。楽しいものを読みたがっている息子に何を読ませようとしたのだか。もちろん読みましたけど、クールで無常感の漂う作品だという感想を持ちました。冷血なのは父です。

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