2008-11-04

『みんな、どうして結婚してゆくのだろう』

みんな、どうして結婚してゆくのだろう (集英社文庫)』(姫野カオルコ)を読みました。一言でいえば、前提条件を疑いながら「結婚」について論理的に綴られたエッセイです。

前提条件を疑うのは、学問上でも商売上でも、その方が色々と有利になるので当然の行いです。ですがなかなか当然のことを当然と考えないのは難しいことで、本書はとても身につまされます(特に男である僕にとっては)。読むといたって正論であり、納得させられますが、こうした正論は読まない方が幸せな人もいるでしょう。しかし僕の場合は読んだ方が幸せになれました(ちなみに配偶者がこの本を先に読んだのですが、とても面白かったといっていました)。

本書の内容に文句をつけるとしたら、姫野さんはベルクマンの法則やアレンの法則をご存じないのか、背が高くて体格のよい男性を健康や精力と結びつけているところでした。ちなみに僕は背が高くもなく(170センチ台半ば)、体格もよくなく(50キロ台半ば)、健康でもないのですが、ここは客観的な事実として譲れません。背の高さは健康とは結びつきません。ましてやセックスの強さをや。

僕は結婚していますが(結婚式はまだしていません)、振り返ってみるとどうして・どうやって結婚したのでしょうね。結婚生活も、勤め人では無いながらも「普通に」やっています。

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