2008-11-25

『アメリカの混迷』

アメリカの混迷』(草野徹)を読みました。

著者は共和党に肩入れしているようで、共和党に都合のよい書物や報告書をあげて、民主党の過去をあげつらう内容がメインでした。民主党に肩入れしている人の書く本を読めば、どっちもどっちという感じはしますが。政治の話はいつだってきな臭い物ですし、コンサーバティブにしろリベラルにしろ、成功もあれば失敗もあるものです。いわゆる「知識人」はリベラルに偏る傾向はあるにしても。

これを日本に置き換えると、まるで自民党と民主党のような、あるいは朝日新聞と読売新聞か産経新聞のようなものでしょう。どの論説を読もうとも、欠陥はあるしよいところもある(ないかも知れませんね)。こういう僕のような態度は日和見主義といわれても構いません。

中庸を尊重できないものなのかな、と思ってしまいます。

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