2008-07-21

麻薬書簡 再現版

麻薬書簡 再現版』(ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ)を読みました。いまさら、という感じもしますが、40~50年前の流行を追認できるという意味では面白い本です。

人によっては汚い言葉やドラッグ、セックス(著者は二人ともゲイですが)にうんざりするかもしれません。しかしバロウズがトリップしたときの描写は実に生き生きとして、パワーに満ちています。ギンズバーグのほうはというと、さすがに古いせいか、ドラッグ、セックス、東洋宗教などへの関心という流行が過ぎてしまい、切り貼りするような文体が斬新に感じられなくなれば、それらが陳腐にさえ思えました。

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