『ポル・ポト〈革命〉史―虐殺と破壊の四年間』(山田寛)を読みました。クメール・ルージュを理解したいために、とりあえず読みやすそうな本を選んだのです。外堀から攻めていこうかと。
内容はなるほどそうか、という感じです。新しく知ることばかりなので真偽の判断はつかないし、著者の分析が的を得ているかどうかもわかりません。というより、著者は「クメール・ルージュ自体がよくわからないもの」としています。少なくとも亡くなった多数の方への鎮魂歌として著述したそうな。
著者はクメール・ルージュの活動期に読売新聞のサイゴン支局やバンコク支局にいたそうで、かなり著者オリジナルのリアルな記述もありますし、歴史の動いていたそのときにその場所にいた、という感覚が伝わってきます。読みやすいし。
これからの予定としては歴史家のデービッド・チャンドラーの書いたもの(邦訳)を数点、先延ばしにしているジャーナリストのフィリップ・ショートの書いたもの一点、それから映画の「キリング・フィールド」を観るつもりです。
2008-07-28
ポル・ポト〈革命〉史
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