2008-07-30

金融商品にだまされるな!

金融商品にだまされるな!』(吉本佳生)を読みました。「超個人的クメール・ルージュ祭り」を続けていると気分が暗くなってしまうので、口直しに。知っていることも多く書かれているので、すいすいと読めました。著者は、インフレに一番強い商品は普通預金、定期預金だと指摘しています。これはあまり意外なことではなく、僕の感想(あるいは運用)と大体同じです。

最近の金融商品は多様化していて、結構難しいようですが、その中の仕組預金や元本保証型の投資型年金保険、二重通貨預金などの金融商品についての詳しい仕組みが書かれています。 もっと多くの金融商品を取り上げて欲しいというのは一冊の本に対して贅沢な望みかもしれませんが、僕はそう感じました。まあ複数の本を読めばよいのですけれどね。

本書の内容はちょっと金融機関には酷かもしれないけれど、僕は概ね納得できました。金融機関も利益を追求するのですから、商品開発や販売を熱心にするのは当然のことでしょう。それを客がどのように判断するのかは客側の判断ですから、その判断の手助けになりうる本です。

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