2008-09-18

京極堂シリーズの版元について

雑談です。

京極堂シリーズ(百鬼夜行シリーズ)の版元が変わるらしい、という話を配偶者にしました。ちなみに僕は遅くに目覚めた京極堂ファンで、シリーズ13冊全て講談社ノベルス版を購入しました。配偶者はあまりミステリが好きではないのですが、『姑獲鳥の夏』を僕が強烈にすすめたところ、その一冊だけは読みました。

以下、配偶者と僕の会話を、記憶している限り忠実に再現します。

僕:京極堂が講談社ノベルスから移るんだってさ

配:講談社ノベルスって?

僕:ほら、煉瓦みたいな厚い本。

配:ああ、怖い表紙のやつね。で、どうして?

僕:詳しくは知らないけど、編集部との意見の違いとか、色々あったんじゃない? 別な企画も立ち上がっているらしいし。

配:あ、きっとあれだよ、著者近影。

僕:何、それ?

配:(『姑獲鳥の夏』を手にとって)だって昭和38年生まれでこの写真は許せない。絶対生涯のベストショットだよ、これは。著者近影ってのは最近の写真、って意味だもの。

僕:(『邪魅の雫』の著者近影を見せて)いや、この通り若くない写真も使っているよ。

配:これも信用がおけない。きっと5年か10年くらいは鯖読んでいるんだよ。で、京極夏彦は著者近影は近くで撮った写真、という意味でさ、編集部としてはそれは許せん、という感じで意見の衝突が。

お手持ちの方は、講談社ノベルス版『姑獲鳥の夏』の著者近影をご確認ください。

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