2008-10-09

当たると痛い

雑談です。

某所で、米の大きさを決定する遺伝子が特定されたことが話題になっていました。それに関することを色々読んでいるうちに関係のないことを調べはじめてしまったのですが、そのうちに驚愕のSF知識を手に入れてしまいました。


レールガン:すごい武器。当たると痛い。
ビーム:すごい武器。見た目が派手。


神坂一さんの『幻夢 目覚める (ロスト・ユニバース)』のあとがきに書かれているそうですが、恐るべき単純化と、それにしては作品を楽しむのに必要充分と思われる説明です。

神坂さんを笑うつもりはありません。僕は彼の「スレイヤーズ」の最初のほうしか読んだことがないという、善良ではない読者ですが、「スレイヤーズ」のような調子(指輪物語から続くソーズ・アンド・ソーサリーの伝統とは結構違うファンタジーです)で作品を多数ものしていくと、こういう事にもなるだろうな、というのが感想の一つです。

また別の感想もあります。僕がSFを読むときには自然科学やら工業やらに関する、自分の持っている知識を総動員して読むのですが、実はこの程度の理解でもOKという、なんだか吹っ切れた態度の著者に、いたく感動したのです。どうも僕は、フィクションの中に現実を持ち込んで読みがちですが、フィクションはフィクション。説明不可能な超常現象が起こって当たり前ですし、SFといえどもそれは同じ事。目から鱗が落ちました。

といっても僕の性格はそうそう変わりませんけどね。

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