2008-10-06

騙されること色々

雑談かつ独り言です。

まるで自分は馬鹿であると宣言するようですが、騙されることにはちょっとした自信があります。タイトルにひかれて読む本の内容が、期待と全然違うなんて日常茶飯事ですし。

小学生のころに兄から「中国語でタイヤがパンクすることを『アナーキー』っていうんだぞ」と教えられ、中学生になるまで信じていました。他にも兄からは「ピートマック・ジュニアは奥田民生だ」ととんでもないことを吹き込まれ、信じかけました。「ウルトラセブンの歌には尾崎紀世彦の声が入っている」ということを言われ、これは本当だったから少し信頼していたのです。

最近騙されたのは、バンド関連です。

僕の入っているバンドが10月末頃に出演を予定しているライブは、一般向けではなくて大学サークルの同窓会ライブだったようです。そしてさらにその対バン(同じ日に同じライブハウスで演奏するバンド)のビッグバンドにも誘われたのです。サークルの現役大学生と卒業生が入り交じったビッグバンドだそうで、「若くてピチピチした連中と一緒に演奏ができるよ」という甘言に唆されて、よこしまな心からほいほいと承諾したのです。

練習にいってみたら、確かに若くてピチピチした人もいるのですが、残念なことに男性ばかり。僕を誘った人間を詐欺罪で訴えようかと思いましたよ。

もう一つ騙されたのは、やっぱり音楽です。

そろそろライブに向けてきちんと準備しないといけないと思い、ようやく重い腰を上げて演奏予定の曲を、雑音をシャットアウトして高音質で「きちんと」聴きました(いままでは移動中に聴いたり、子どもと遊びながら聴いたりしていたのです)。渡された楽譜が暗号状態なので、自分用の楽譜を書こうと耳コピ(聞こえた音を音符にする作業)すると、渡された楽譜とすごく違っていて、今まで練習していた曲は一体何だったんだ、という思いに駆られました。さらに、きちんと聴くまでは「結構かっこいい曲じゃない」とか思っていたところを、丹念に何度も聴いてみると「実はダサイ?」という疑念が。原曲のソロをコピーしてみると、すっかりその曲に対する親しく優しい気持ちは消え失せて、ただ客観的で分析的にリズム・メロディ・ハーモニーを追認するだけとなってしまいました。

やっぱり愛情を持続させるには、「奥ゆかしい」くらいに留めておくのが秘訣の様です。これに関しては音楽に責任はありません。僕が迂闊でした。

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