2008-08-03

ハルキ・ムラカミはモテモテだったか

以前から(結婚前から)僕は、配偶者からさかんに「女心がわからない」と非難されてきました。特に配偶者が最近『恋愛小説ふいんき語り』(僕は未読)を読んでからは非難集中です。配偶者からはその本にあげられている作品を全部読んで感想文を書きなさいと宿題を出されたのですが、あっさりと無視します。

配偶者いわく、それというのも僕が中高生のころに村上春樹さんの本に耽溺したためだ、とのことです。いまや世界的文豪のハルキ・ムラカミに文句をつけるのも敵を増やすことになりそうですが、当時は確かに熱狂していましたが、今となってみると彼の著作で描写される女性は、配偶者の言うとおり平板な印象を受けます。

さて、配偶者の非難は的を得ているのでしょうか。ハルキストは女心がわからなくなるか、さらには村上春樹さんは女心がわからないのか。彼のエッセイにはよく「学生時代に女の子とデートしていると……」とか「セックスは好意の交換であって……」とか、よく「女の子とデート」の話が出てきます。はたして彼は本当に頻繁に女の子とデートをしていたのでしょうか。

だって顔はアレだし、人前で話すのも苦手。これといって得意なものはなかったというし、小説に描写される女の子はアレです。

僕の想像では

  • ヒッピー文化の影響もあり、誰でもよかった
  • よく言及される女の子とは彼の奥様で、すべて同一人物である
  • 男は顔ではない(ならば何なのだ?)
  • 女心の理解とデートは無関係である
  • 作品からはよく汲み取れないが、深く女心を理解している
あたりかと思うのですが、いかがでしょう。ハルキストの皆さん、怒らないでください。僕も彼の作品のファンです。

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